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「運用報告書」にはどの様なものですか

委託会社が決算期に作成し、受益者に送付する「運用報告書」には、次の様な情報が記載されているので、直近の運用状況が分かります。

(1) 設定からの期末基準価額の推移と騰落率はどの様であったか

(2) 直近1年(年2回決算の場合は半年)の毎月末の推移と騰落率はどの様であったか

(3) 直近1年(年2回決算の場合は半年)はどの様に運用してきたか
●直近の市況状況はどの様であり、そこでどの様な方針で運用してきたか

(4) 今後の見通しと運用方針はどの様にするのか
●今後の市況見通しをどの様に考えているか、どの様な方針で運用するか

(5) 元本1万円当たりの信託報酬販売手数料等の負担はどのくらいであったか

(6) 直近1年(年2回決算の場合は半年)にはどの様な売買をしてきたか
●期中の買付け金額、売付け金額はどのくらいだったか
●売買金額の大きい銘柄は何か
●利害関係者との取引はどのくらいだったか

(7) 期末時点でどの様な銘柄を組入れているか

(8) 期末時点での信託財産の構成と損益の状況はどの様であったか

ファンドの運用報告書は一般企業の営業報告書に相当するものです。
投資信託がどのように運用され、その結果どうなったかを現在の運用内容と合わせて説明する報告書。
その内容は1.投資環境、2.運用状況、3.今後の運用方針、4.費用、5.基準価額・分配金の状況等を図表を用いてわかりやすく説明してあります。

運用報告書は一般的に年1回の決算時に作成されますが、日々決算型や毎月・3ヶ月毎に決算をする投資信託は年に2回作成されます。

 
設定以来・期間中のそれぞれの運用実績が表にして並べられ、運用の環境と状況、今後の見通しや戦略など細かく説明されており、情報の宝庫です。
また、類似ファンドどうしで、組入銘柄を比較すれば、特徴がつかみやすくなると思います。


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