インフレリスクは投資商品だけでなく、貯蓄商品にも共通するリスクです。例えば、通常貯金などの短期金融商品で30年間運用した場合の資産の伸びは約2倍になっています。これは消費者物価指数の伸びを下回っており、インフレリスクへの対応が不十分であったことになります。
年金などの長期にわたる資産運用ではインフレリスクを意識し、むやみにリスクを恐れずに、株式などの収益性の高い商品もバランスよく組み合わせて、インフレ率を上回るような運用を心がけることが重要となってきます。