もう少し詳しくリターンの分布を見てみると、平均値から上下に標準偏差を概ね2倍した値をとった範囲にリターンが収まっているように見えます。実は標準偏差は統計・確率論から見てある特徴を持っており、標準偏差は一定の確率の下で収益が変動する範囲を示しています。 具体的な数字をあげて説明すると、だいたい68%(約2/3)の確率でリターンは平均値±1標準偏差の範囲に収まります。また、平均値±2標準偏差で見れば、95%ぐらいの確率でリターンの範囲を推計することができます。標準偏差の確率論的な見方を覚えておくと、標準偏差を見たときに収益がどのくらい変動するのかイメージしやすくなります。 |