投資信託のしくみ投資信託 用語集閉じる

アクティブ運用とはどの様なものですか

アクティブ運用とは、ファンド・マネージャーの分析や判断に基づいて機動的に運用する伝統的な運用方法です。

それ以外の運用方法の代表的なものとして、あらかじめ定められたルールに従って、コンピュータに算出させた結果に基づいて運用するシステム運用があります。

アクティブ運用の特徴は次のとおりです。


(1) ファンド・マネージャーによる投資先の企業調査に基づき投資判断する
企業訪問により財務内容、収益環境、事業展開の方向性を把握します。

(2) 担当アナリストによる調査サポートを活用して投資判断する
経済環境のマクロやミクロ分析、企業の価値評価に関する情報を把握します。

(3) ファンド・マネージャーの能力が運用成果に直結する
資産配分であるアセットアロケーション、業種や銘柄の選択および投資のタイミングなどはすべてファンド・マネージャーが決定します。

 
システム運用とはどの様なものですか

システム運用とは、資産配分比率、組入銘柄、組入銘柄への投資額をあらかじめ定められたルールに従って、コンピュータに算出させた結果に基づいて運用する方法です。

それ以外の運用方法の代表的なものとして、ファンド・マネージャーやアナリストの分析や判断に基づいて機動的に運用する伝統的なアクティブ運用があります。

システム運用のファンドにもファンド・マネージャーは配置されますが、ルール通りの運用を正確に行うことが責務です。なお、すべてをシステム的に決定するのではなく、一部をファンド・マネージャーやアナリストの判断で決定する投信もあります。

システム運用には次の様なものがあります。


(1) インデックス運用
ファンドの純資産総額が特定の株価指数に連動するようにポートフォリオを組みます。
また、財務、株式関連のデータをコンピュータ分析して、投資銘柄数を絞込んだ上で、株価指数に連動するようにポートフォリオを組む方法も採用されています。

(2) TAA運用
長期金利、企業利益の予想等の市場環境データを用いて、あるリスク水準のときに、最もリターンが高くなると判断される株式、公社債、短期金融商品の投資比率をコンピュータに算出させています。

 
パッシブ運用とはどの様なものですか

パッシブ運用とは、ベンチマークにするインデックスの投資収益率と同じ収益率を目標にする運用で、インデックス運用とも呼ばれています。



 
アクティブ運用 ファンドマネージャーの判断で運用
システム運用 コンピューターモデルを使って自動的に組入銘柄を決定する運用
パッシブ運用 様々な株価指標と同じような値動きをするように設計された運用

前のページにもどる