マザーファンド方式とは、子ファンドである複数の投資信託を一括し、親ファンドである「マザーファンド」で合同運用する仕組みです。子ファンドに投資家から払込まれた資金を親ファンドに移して親ファンドを設定します。解約があった場合は親ファンドの受益証券を解約すると同時に親ファンドの組入有価証券を売却します。

解約により資金が減少する一方である単位型投資信託の場合に、この方式により、同一の商品内容と仕組みを持つ商品を定期的に設定すると、弱点をカバーし運用や管理の合理化や効率化を図ることができます。 単位型投資信託の定時定型商品の場合は、基本的にこのマザーファンド方式で行われています。また、一部のスポット商品や追加型株式投資信託でもこの方式で行われることがあります。